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パフ加工ラインについて

パフ化(膨化加工とは)


原料を膨化させるため、当社では流動式の熱風焙煎機を使用しており、原料の下部から熱風が吹き込まれることによって、原料が焙煎されます。焙煎により、原料内部の水分が蒸発する力を利用して原料が膨化されます。膨化によって無数の小さな空洞が内部に形成され、成分が密に詰まった固い食材が膨らみながら、柔らかい食感に変化します。エクストルーダーやポン菓子のように、原料の形状が大きく変わるほどの高圧力をかけていないため原料本来の形状を保ったまま膨化しています。
そのため、パフ化しても原料由来の形がよく分かり、シーズニング加工にも適しています。

原料の加工例【玄米パフ】


玄米を事前に蒸し乾燥し高温短時間で焙煎することでパフ化します。
香ばしい玄米の香りとお米の甘みが特徴です。
嵩が大きい為、使用するとボリューム感を与える事ができます。

他製法のパフ商品に比べて歯ごたえがあり、シーズニング加工に強く、ふやけにくいとご好評頂いております。
 

膨化加工の前処理


玄米や小豆等を焙煎する際、前処理無しで焙煎すると膨化せず焦げ付いたような焙煎品となります。
そこで浸漬や蒸し乾燥を前処理としておこなう事で原料由来の形状を保ったまま膨化し、甘みも引き出されます。
2パターンの前処理について紹介します。

【前処理①:蒸し乾燥加工】

原料を浸漬タンクで吸水させ、水切り後、蒸し乾燥を行います。
原料を浸漬することにより、穀物独特のえぐみやアクを溶出することができます。また一度蒸しているため、デンプンが分解・糖化され、穀物の甘みを引き出します。蒸すことによりデンプンがα化され、食感が柔らかく、膨化加工がしやすくなります。原料のかさ比重にもよりますが、約2t~蒸し乾燥加工が可能です。



【前処理②:浸漬+水切り加工】

蒸し乾燥加工が適切でない場合(加熱時間が短い方が好ましいなど)、加工LOTが小さく蒸し乾燥加工の対応が難しい場合などは、原料を浸漬後、水切りし、焙煎加工いたします。原料の水分値を上げるだけで熱風焙煎機で膨化処理できることも多く、お客様のご要望に合わせて柔軟に対応いたします。浸漬工程によりえぐみ成分は流出しますが、蒸し乾燥工程をおこなったほうが、穀物の甘みは強くなります。

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